教室長から

 2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。56年ぶりの日本開催となる夏季五輪の成功は国運をかけた一大イベントであると言えます。一方、教育業界でも2020年度から小学校の教科書全面改訂が行われ、翌年には中学校で教科書が全面改訂されます。激変する社会において、教育改革はオリンピック・パラリンピック以上の喫緊の課題であるかもしれません。
 小学校の授業で、グループ学習が増えていることはご存知の方も多いと思います。授業参観に行かれると、
「授業のやり方が昔と違う」と感じられる方も多いでしょう。これは文部科学省の提唱する「主体的、対話的で深い学び」を実現するための指導手法であり、教育改革が今まさに小学校で行われているその現場に、みなさんは立ち会っているのです。一昔前の教育、つまり知識の詰め込みを中心とした学習だけでは時代の変化についていけません。そこで、より変化に対応できる人材を育成するため、授業の進め方そのものも見直されているというわけです。これからは学力の評価も「知識・技能」から「思考力・判断力・表現力」を重視したものへと変化していくことでしょう。
 変わっていく世の中においても変えてはならないものもあります。それは子どもたちの将来を考えた、子どもの立場に立った教育ではないでしょうか。さまざまなツールが開発され、あらゆるものがデジタル化されたICT教育は、今後ますます発展していくでしょう。しかし大人たちがどれほどすばらしい技術を開発しても、それを享受するのは子どもたちです。子どもたち一人一人と正面から向き合い、その子がこれからの社会で活躍できるような人材に成長させる。それが今も昔も変わらない本当の教育だと私は考えます。
 今年度から当教室の中学生科は授業のシステムを大きく改変いたします。詳細は「入塾案内(中学生)」のページにまとめてありますが、ねらいは大きく学力を向上させることであり、それによって自らが進んで前向きに学習に取り組む。そんな姿勢の育成に力を注ぎたいと考えています。システムは変わっても、子どもたちに関わる姿勢は変わりません。これからも子どもたち第一主義で歩んでまいりたいと考えています。(2019年3月)


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■発行 風詠社 TEL06-6136-8657 FAX06-6136-8659  ■発売 星雲社

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